【英語絵本ワークショップ】読み聞かせ以上の価値に目を向けて

英語の絵本の良さをお伝えしたい、英語の絵本をもっと身近に感じてほしい、という思いから、英語の絵本のワークショップを開催しました。

まず、ご紹介したのはGood Night, Gorilla (文・絵、共にPeggy Rathmann) 。

この絵本は、ストーリーはとてもシンプルで可愛らしいのですが、どのページにも、子どもの心を上手く引き付ける仕掛けが絵の隅々に見られ、著者の絵心が何とも素敵です。

いわゆる仕掛け絵本ではないのですが、子どもの好奇心がかきたてられる、そこが魅力の一冊です♪

絵本を子どもに読む大人は、どうしても文字の方に気を取られ、なかなか気付かないことも多く、お子さんに指摘されてはじめて気付いた!という点も多い、大人としても発見の大きい作品です。

是非お子さんと一緒に楽しんでみて下さい。

子どもの視点が大人と如何に違うか、驚かされます。

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次に、Mrs. McNosh Hangs Up Her Wash (文Sarah Weeks / 絵Nadine Bernard Wetcott) をご紹介。

McNoshとWashをかけてるところから始まり、She hangs up the dresses… she hangs up the underwear… と次々に衣類を干していったかと思いきや、She gets a wrong number and hangs up the phoneという具合に、hang upの意味も拡大していき、何でもかんでもお洗濯物として干してしまうMrs. McNoshが最後に干してしまったものとは?!

良い絵本には、シンプルだけど、しっかりしたストーリーライン(日本語でいう起承転結ですね)や、子どもに訴える力のある絵など、文と絵の絶妙なバランスがあるわけですが(文章で語りすぎても良くないし、絵が主張しすぎても良くない)、そのたくさんある良い要素を「読み聞かせ」という形だけにこだわるがために、読み聞かせだけに終わってしまっている場合が多いように思いますが、その絵本の良さを子どもが内面化し、繰り返し絵本を自ら手に取る行為にこそ、読み聞かせの真の価値があるように思います。

子どもも、ただ読んでもらう、ということに終始せず、絵本の良さを引き出したアクティビティなどを通して、さらに絵本の内容を自分の中に取り込むという経験を通じて、想像力を膨らませ、豊かな感性が育まれていくのでしょう。

当日は、そういうことを意図して、参加者には、ワークに取り組んでもらいました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に、お父さんお母さんたちに読んでもらいたい一冊としてLeo the Late Bloomer (文Robert Kraus / 絵Jose Aruego) をご紹介しました。

遅咲きのレオ君のことが、心配で心配で仕方がないレオ君パパを横目に、どっしりと構え、でも優しく見守るレオ君ママの姿勢は見習いたいですね (*^o^*)

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ワークショップ終了後、「英語の絵本を選ぶ視点が変わった」という感想や、「もっと想像力豊かに子どもと接し、絵本を読んであげたい」という意見もあり、「読み聞かせというと、読んで「聞かせる」を中心に考えていたが、子どもたちと制作もして、より絵本を楽しみたい」という声が嬉しかったです。

また、1歳のお子さんをお持ちのお母さんから質問を受けましたが、「子どもがいつもページを先に進めてしまい、本をちゃんと最後まで読み終えることができないが、それでも良いのか?」ということでしたが、お子さんの年齢を考えると、今は、絵本を手に取ること自体に意味があります。

当日、その方がちょうどお持ちだった絵本は、触感が楽しめる、さわって楽しむ仕掛け絵本だったのですが、それでしたら、「お母さんが読む」よりも、「お子さんがさわる」ことに意味がありますので、五感をフルに活用して絵本を楽しむ、ということを何よりも大事にしたいですね☆

そして、「Readers(リーダーズ)と絵本 (Picture book) の違いが理解できた」というコメントもいただき、とても重要なのですが、これを語り始めるとちょっと長くなるので、これはまた別の機会に譲りますね(^∇^)