【米国大学受験】どんなエッセイを書けば良い?エッセイを書くポイントやコツは?

前回の投稿で紹介した、小林さやかさんのTOEFLスコアは、

リーディングとリスニングといったインプットのスキルが、

スピーキングやライティングのアウトプットのスキルを上回っていました。

これは、国内の一般的な英語学習者の傾向ではないでしょうか。

 

一方、インターに通う生徒さんは、たいてい、

アカデミックな場面で重要なリーディングとライティングよりも、

日常的なスキルに直結するリスニングとスピーキングの方で高得点を取りやすいです。

 

いずれにしても、両者共に、やはりライティングが、ネックとなります。

ライティングは、結果が出るまでに時間がかかるという面はありますが、

英語4技能の中でも、確実に伸ばせるスキルでもあります。

 

最近は、米国大学受験も、SATはオプションまたは全く見ない大学が増えるなど、

エッセイは今まで以上に比重が高くなる傾向にあります。

 

では、どのようなエッセイが求められるのか気になりますよね。

内容は?そして、ライティング力というのはどう評価されるものなのか?

 

下記サイトは、アイビーリーグ校の合格者が書いたエッセイを紹介している。

8 Strong Ivy League Essay Examples | CollegeVine Blog

How They Got Into The Ivy League (25 essay examples) – Walnut Education

 

どれも、複数のアイビーリーグの合格を勝ち取ったエッセイばかりなので、

これを基に、随所に見られる共通点や日本人にも参考になる点を、具体的にいくつか挙げてみたい。

 

①日本人特有の経験や特徴を前面に出す

②表現の幅を広げる

③読書量を増やす

④英語で考える

 

① 日本人特有の経験や特徴を前面に出す

まずは、内容から。

サンプルエッセイを読んでいると分かるが、

ヒスパニック系アメリカ人は、ヒスパニック系特有の経験を積極的に書き、

中国人は中国人特有のアイデンティティーを題材にしていることが多い。

日本人のエッセイは、全体的に少ないので、

内容によっては、読み手が新鮮に感じてもらえるという利点がある。

これは、自己アピールに有効であるだけでなく、

多様性を重視する大学にとっては、ポイントが高い。

ただ、ここで大事なのは、アピールに終始するのではなく、

その経験が、大学でどう活かせるのか等、大学側のメリットにも繋げることです。

 

②表現の幅を広げる

次に、ライティングの技術面から言うと、

事象を直接伝えるのでなく、その状況を詳しく描写するような表現力が不可欠です。

I を文頭の主語に持ってくることを避けるだけでも、洗練された印象を与えます。

例えば、「私は、お肉を食べた」の代わりに、「肉汁が口の中で広がっていった」など

五感に訴える描写を意識し、クリエイティブ・ライティングの要素を随所に含めることです。

また、全体的な文章の構成としては、

なるべく単文や重文を控え、複文の多い文章は、エッセイ全体の質が上がり、読み手に与える印象が変わってきます。

Complex Sentenceとは?

 

さらに、ライティングにおいて、単語や表現の繰り返しは避け、類似語の置き換え作業は鉄則ですが、大学受験レベルともなると、

そのレベルを更に上げていかなければなりません。

ここに繋がるのが、次のコツ③になります。

 

③読書量を増やす

これは、間接的な方法ですが、質の高いインプットなくして良質のアウトプットはあり得ません。

読書は、日本語でも構いませんが、

英語の読書の場合、当然、語彙や文法力に直結しますが、

エッセイのアイデアや構成という意味では、日本語の読書も大いに役立ちます。

どのような切り口で、どう積極的に自分を出していくのか、という観点から

読書の習慣を取り入れていくのは、非常に有効です。

また、日本語の語彙力が高いほど、それを英語の語彙力に活かしていくことは、

それほど難しくありません。

読書の幅広さは、語彙力にも比例してきますので、

長期的に考えると、読書の量・質ともに、説得力のある良質なエッセイを書くには効果的です。

 

④英語で考える

仕上げの段階では、これが一番大事かもしれません。

日本語で考えて英文を書くと、どうしても英語が不自然になってしまったり、違和感のある表現になります。

最初から英語で考えることが不得意な人は、文章を書き上げた時点で、

ネイティブだったら、こういう言い方をするだろうか?

もっとスムーズに聞こえる表現はないだろうか?という視点が大切です。

エッセイは、読み手が共感して、初めてエッセイとしての役目を果たします。

内容や構成がどんなに良くても、言いたいことが上手く伝わらず、

それが好評価に繋がらなかったら、残念ですが、それはただの自己主張で終わってしまいますね。

読み手の目に留まり、印象に残るようなエッセイを書くには、

相手にとっても、読みやすいものでなければなりません。

何万という数のエッセイを読む身になれば当然かもしれませんが、

読みにくいエッセイは、最後まで読んでもらえるチャンスもないかもしれません。

 

最後に、エッセイサンプルの評価コメントに「謙虚であれ」という上記アドバイスが印象的でした。

主張すべきことは主張しても、他人の視点に立ち、多角的に物事を捉えられる姿勢も問われているということですね。