インター校に在籍するお子さんで、かなりの英語力が身についている生徒さんでも、
ネイティブのお子さんに比べ、圧倒的に不足してしまうものの中に、
時事英語があります。
英語でニュースに触れることが少なく、家庭内でも、
時事問題を英語で話題にする機会が少ないためです。
小学生ですと、テレビや動画で英語のニュースを聞いても内容が難しく、普段から時事英語に触れることが少ないのですが、
一方、英語を母語とするご家庭では、お子さんが実際に意識してニュースを見ていなくても、
英語のニュースが流れていたり、周りの大人が経済や社会情勢などを話題にするのを耳にするため、
自然の流れとして、時事問題が学校で話題に上がることもありますね。
普段から、英語でニュースを読んだり聞いたりする習慣がないと、
話題についていくのも困難で、ネイティブと同じ土俵に立って話をするのに限界があります。
そんな時に役立つのが、子ども向けに発信されているニュース記事。
こちらは英字雑誌 TIME の子ども版ですが、
そのウェブサイトTimeforkids.comでは、ニュース記事が学年別にまとめてあり、
学年相応の内容が、相応の難易度で読めます。
いきなりニュースを英語で聞き取り、短時間で正確に内容を理解するのは難易度が高いかもしれませんが、
こうしたサイトのニュース記事に普段から触れるように心がけていると、時事英語にも敏感になってきます。
まずは、こうした時事問題を扱う記事を読む習慣をつけていくと、
内容を把握した上で、テレビや動画のニュースが聞けるようになり、ニュース特有の語彙力もついてきます。
内容も多岐にわたり、教材としても優秀なサイトですが、
難しい単語はハイライトされており、そこをクリックすると、意味が表示されるだけではなく、
それを音声としても聞ける、という優れもの。
いずれにしても、英語でも日本語でも、子どもが普段から時事ニュースに興味が持てるようにしてあげるのも、周りの大人の工夫次第ですね。