英会話の生徒さんのレッスンを通して思うことですが、皆さんとても頑張ってアウトプットにフォーカスしてます。
もちろん英語が話せるようになりたい!という思いから、一生懸命、話そうとするのは当然のように見えるのですが、実は、アウトプットがあるためには、それ以上のインプットが必要なのです(´∀`)
中には、「一時期、頑張ってみたけど、諦めましたσ(^_^;)」という生徒さんもいるのですが、大抵の場合、とにかく話す!という「アウトプット」を意識するあまり、「インプット」である英語を意識的に「取り入れる」「取り込む」作業が少なくなっているように思います。
とにかく話してみることに注力するけれど、話そうとすればするほど、話せない(汗)という焦りが大きくなり、やっぱり無理と決め付けてしまうのですが、実にもったいないです。
逆に、英会話の先生と、地道にテキストを1冊ずつ、こなしているわりには、なかなか英語が身につかないケースもあります。
両者ともに「インプット」と「アウトプット」のバランスを見直してみると意外にも改善されます。
話したり、書いたりする英語を【能動的スキル】と呼んだ場合、読んだり聞いたりする英語は【受動的スキル】。
英会話のレッスンで、とにかく沢山話すことに力を入れても、受動的スキルが足りないと、どうしても語彙が限られ、言いたいことを英語で伝えることが難しくなります。
そこで、おすすめなのは、受動的スキルをもう一度見直してみることです。
出来るだけたくさん聞いて、たくさん読む。
これくらい話せるようになりたい!と思う量の2、3倍は読んで、聞く。
英語教師としては、できれば、4、5倍と言いたいところです(^o^;)
でもこれは、逆に考えると、それくらい読んだり、聞いたりすれば、確実に話せるようになる!ということなのです♪
英語が満足いくように話せるようになるには、やはり自分で意識して英語をどんどん「インプット」していく。
適度なインプットがあるからこそ、少しずつアウトプットもスムーズにできるようになる。
小さな子どもが、言葉をたくさん聞くことによって、初めて言葉を発するように。
ただ、大人と子どもの違いは、子どもは無意識にインプットとアウトプットがなされますが、大人の場合は、ただ聞くだけでは効果はありません。
意識して聞く力が重要になってきます。
こういう英語を話せるようになりたい、というものを意識し、繰り返し繰り返し、ひたすら聞く。
そして、それを意識して使ってみる。
アウトプットがうまくいってないなと思ったら、インプットを増やしてみるのが、英会話上達のポイントかもしれません。