よい演奏はよい姿勢から

出張レッスンの利点の一つには生徒さんが普段のどのような楽器や環境で練習しているかがわかるということであります。そこでもし問題があるなら即座に指摘することができます。
多いケースは椅子と鍵盤をとても近づけて弾く生徒さん、体がまだ小さい生徒さんに多いです。
勉強机に向かって文字を書くのとは違い、演奏は腕、ひじを柔軟に動かさなければいけません。
昨今は低年齢から近視になることも多いので、楽譜を読む、見るために近づいて座る生徒さんも少なくないですが、楽譜が見づらければピアノの時だけでも眼鏡等を使用して下さい。

あと、椅子の高さが全然合っていない人も多いです。
電子ピアノに付いてくる椅子は高さ調整ができないものが多いので仕方がないものの、もし楽器を購入するならできるだけ高低調整付きの椅子にして下さい。
ピアノは座って指先だけ動かせられたらよい、というものではなく上記のイラストのように鍵盤に手を置いたときに手首からひじまでがだいたい水平になるようにしなければいけません。
低ければ座布団などを置いて調整して下さい。
又、高すぎても音が浮いたり猫背になったりします(猫背で演奏するピアニストも多いのですけどね)ので高すぎて不快ならピアノ椅子でなくてもいいので高さにあった椅子を使用するのも一つの方法です。

地元の音楽教室の発表会に伺ったことがありますが、椅子の高さ調整をあまりしていなく、幼児からティーンズまでだいたい同じ高さでやっているのをみて少し驚きました。日本の発表会ではありえません。

スポーツと同じでまずは基礎の良い姿勢を徹底します。
スポーツ選手も独特のフォーム、個性的なフォームでプレイする人はいますが、基礎が出来てこそです。

あと、これはこちらで生活しているからだと思われ日本にいた時はほとんどなかったケースで、途中足をあげたり足を組んだりするお子さんも多いです。
小さいお子さんで足が地面につかなく不快であれば何か足をおけるような箱でもいいので置くとよいでしょう。

ピアノ足台、ペダル台、があればベストではありますが、
こちら出張レッスンのみですので現在私は所有しておらず、仮に所有していてもかなり重いものなのでレッスンごとに持ち運ぶことは出来ません(笑)

海外在住ということですべてが揃わないこともありますが、その中で出来ること、工夫して出来ること、を行っていきたいと思います。

ちなみに・・・・ピアノ椅子は日本でも当地でも安くはありません。
当地でピアノを買う時、私も当初は楽器についてきたピアノ椅子が高低調整のないものでした。
もちろん変更を要求しましたが、無料ではなく高低調整付き椅子の定価より少し値引きして提供してくれる、とのことでした。
”それなら結構、楽器購入も少し考えてからにします、又来ます”
と帰りかけたら少し経って店員さんが駆け寄ってきて高低調整付き椅子に変更すると言ってきました(笑)
いつもそううまくいくとは限りませんがこのようにして椅子のチェックも忘れずに、高低調整付きでなければあるものに変えてもらえるか、一応交渉してみることをおすすめします。

思い出に残ってとても楽しかった演奏のお仕事のうちの一つにこの京都府北部にあるワイナリーでの演奏会があります。ワイン農園を見学し、そして小さなサロンで演奏会、この時はヴァイオリニストの同級生と親しみやすい曲を選び、ピアノソロも少し入れさせていただきました。
そして終演後は併設されたレストランで皆さまと美味しいお食事、ともちろんワイン、
お土産にワインも1本いただきましたが、共演者がアルコールは飲まない方だったので私にくれて計2本、しっかりいただきました!
これもかなり前のことなので本番中の写真がなく(スマホもない時代で写真も気軽に撮れなかった)、これは練習中の写真だったように記憶しています。
共演者とは現在は連絡が取れなくなって許可を得ていないので、加工して掲載しています。
どこかで元気にご活躍されていることを祈っています)