あれから2年


2年前の今頃は、厳しかったサーキットブレーカーが一部解除された、という時期でした。
出張レッスンは中断され、その間に本帰国が急に決まったご家庭もあり、最後お会いすることが出来ずメッセージのみのやりとりに終わってしまったこともありました。

そちらのご家庭とはあれからたまにメールのやり取りをさせていただいておりましたが、
今回嬉しい近況を聞くことができました。
中学受験で複数の難関校への合格を勝ち取ったとのこと!
Mちゃんはレッスンでもいつも真面目に努力しておられました。
伺っていた日々を思い出し、
当地でご縁があったことに感謝しております。

当地のレッスンはどうしても皆さまとは1,2年ぐらいのおつきあいになってしまうのですがそのご家庭は3年少し、長く習っていただきました。
発表会も複数回出ていだたき、
途中で妹さんも入会して下さり、
お母様もフルタイムのお仕事でとても忙しくされていたものの、いつもご丁寧に対応いただきました。
ご家族皆でシンガポール生活を楽しんでおられたご様子、今でもよく覚えています。

”基礎をつけて下さった先生には感謝しております、習わせて良かったと思っております”

とメッセージをいただき、こちらこそ感謝でいっぱいです。

今現在当地でできる指導、生徒さんにとって必要なテクニックの取得、そして楽しみ、教養としてのレッスンを一人一人の状況に応じて全力で行って参ります。

 

以前の生徒さんとばったり


前に投稿しました音楽柄の名古屋帯、締めてみました。
まだ練習中なので着物警察はご容赦下さい(笑)
まだオンラインでしか受講したことがないので、やはりきちんと実際に見てもらったり、触れて直してもらわないとなかなかわからないことも多いと感じます。
手順は動画でも覚えられますけどね。
いつかどこかで習いに行けたらと考えています。

さて、数か月前にとあるお店に入った際、以前の生徒さん(女児)とお母様にばったりお会いし声をかけていただきました。

島内お引越しをなさり残念ながらこちらが伺えなくなってしまったのですが、
お近くの教室を見つけ続けられているとのこと、良かったです!
レッスン後にはいつもお母様とも子供の教育関連のお話や生活のお話をしておりましたので、その日もしばし店内でお話をしました。
こちらは店内に入った時は日本人のお子さんたちとママさんたちの集まりなんだね~となんとなくしか感じていなく、以前の生徒さんとお母様がその中にいるのを全く気づかなかったのですが、
先生!と声をかけていただき ”だ、誰?ん?!” と思ったら生徒さん。
ありがたいことです。

私の子供の頃は、街中で知っている人を見たり会ったりしても声をかけたり挨拶をちゃんとするような子じゃなかったので、もう一回子供の頃に戻れるのなら今度は皆に愛想よくしたいと思います(笑)

その生徒さんは低学年の女の子、半年ぶりぐらいに会うと大きくなっており、少しおねえさんになったかなという感じでしたよ。
学校生活も色々と頑張っているようでこれからのさらなる成長を願っています。

狭いシンガポール、よく生徒さんに会うかと思いきや意外とそうではありません。
こちら出不精ではないものの日本人が特に多い地域に居住しておらず、
ここ数年はこのような情勢もあり、遠方や長時間出歩くことが少なくなりましたので、今までも生徒さんに街中でお会いしたのは数えるほどしかないです。

こちらも逆に学校教員や子供の習い事などの先生に街中で出会う事は今まで記憶になかったので、
狭いシンガポールといってもやはり東西南北、広いということですね。

 

4月あれこれ


在星もしばらく経ちましたので4月が年度始まり、という感覚も薄れてきてしまいました。
日本人学校の方々は来週から新しい学年が始まりますね。
だんだんと以前の生活が戻り、学校行事も通常通りに出来てくることを願っています。

さて、こちらはというと何の変化もない毎日を過ごしてはおりますが、
4月は私の誕生月でした。
ちょうどその日にレッスンだった生徒さんやご家族が覚えていて下さり、
生徒さん姉妹、お母様と心のこもったメッセージカードなどをいただきました。
又、他の生徒さんからもSMSでメッセージをいただきまして、この1年を健康で有意義に過ごそうと元気が出ました。

その他、運よくシンガポール交響楽団の知人団員よりリハーサルの招待をいただいたことも嬉しいプレゼントでした。

一度聞いてみたかった人気ピアニストが来星(Khatia Buniatishvili カティア・ブニアティシヴィリ)そしてオーケストラもコロナ後初めてのフル編成、そしてやっと全席解放の販売、チャイコフスキーのマスターピース、”ピアノ協奏曲第1番” ということでチケットはすぐ完売、
こちらもぼやっとしており購入できなく諦めていました。

ただ幸運なことに上記の理由で午前中のリハーサルを聞くことが出来ました。
リハーサルといってもプロですから最初にざっと通して、その後少しだけ部分合わせ練習ということで本番とほぼ同じような感じです。
お洋服も本番とそう変わらなく華やかで素敵でした。演奏ももちろんです。
本番は真っ赤なドレスだったようです。

2年前の今頃はサーキットブレーカーの始まりで当地はゴーストタウンでした。
完全収束とはなっておりませんがそれでもだんだん出来ることは増え、
この春は久しぶりに日本へ一時帰国されている生徒さんも何人かいらっしゃいます。土産話を楽しみにしています。

新しい学年が始まった人、新しい環境になった人、新しいことに挑戦する人、それぞれの春、応援しています。

 

 

 

あこがれの曲を持ってご卒業


春は移動のシーズンですが、学年があがるタイミングで今後の進む道を決めていったり、様々な習い事の継続もご家庭で考えていかなければならない時期でもあります。
これから小学校も中学年に向かうところ、勉学に注力したいと自分の考えをはっきり持ったYくん、今月でご卒業となりました。

既存の生徒さんからご紹介で未経験からの入会でしたが、
毎回きちんと練習して様々な曲をやりました。
そしてバッハの”メヌエットト長調”をやってみたい、とのことで一生懸命頑張って仕上げてくれました。
バッハを代表するバロック音楽特有の装飾音(トリル)もしっかり付けられるようになりましたね。

偶然にも共通の知人がいることがわかったり、お母様とも様々なお話をさせていただきました。
以前も書きましたが、教えに行くだけではなく当地の生活のこと、子育て、学校教育のこと、食べ物のこと、などこちらも皆さまからお役に立つことをたくさん教えていただいて、有意義で貴重な時間を過ごさせてもらっていると感じています。

最後のレッスン日はお母様と私、お互い着ていたワンピースが偶然一緒の色だったり(笑)、皆うまく合わせたような色合いだったので3人で楽しく撮影!ということになりました。

又勉強の合間にメヌエットを弾いてくれると嬉しいです。

 

卒業シーズンに思う


先日NHKの”チコちゃんに叱られる!”を見ておりましたら、
”卒業証書入れの筒はなぜワニ柄なのか” 

というお題が出ていました。内容はリンクをご覧ください。
私は筒型よりも証書ホルダー型(見開きのもの)を欲しかったので大学卒業時は嬉しかったです。収納もしやすいですし、だから海を越えて今でも手元にあります。当時はまさか海外で長く暮らすとは全く思っていませんでした!

袴は祖母に着つけてもらいました。
今はどうなのでしょうか、当時は袴にブーツ姿の”はいからさん”スタイルが流行っており私もそうでした。
その祖母は来星してから数年後に他界し最期会えないままだったこと、
この私の写真、何だかコワい顔つきですが(笑)昔は写真撮る時にあまり笑わなかったタイプであったり、
又学部4年間の後大学院も希望して受験しましたがダメだったこともあり、不安な面持ちだったのでしょうね。
なので当時のことを思い出すと少し寂しい感じもします。


卒業年、生年月日は伏せさせていただきますが間違いなく私のものですよ、
かなり前のことになってしまったものの今でも音大時代の同級生、先輩後輩、先生方とは交流があり月並みですがそれらは人生の財産となっています。

辞めたくて一般総合大学を受験し直そうと思ったこともありましたが、
続けて良かったと今では思います、お金のかかる芸術系大学に行かせてくれた両親にも感謝しています。

当時の学長さんも現在は90歳手前でお元気だそう。
そして現在の学長さんは私が学生時代にまだ非常勤講師でいらした先生です。
当時は気鋭の青年講師で人気も高くファンも多く、もちろん授業も充実した内容で毎回楽しみに出席していました。

卒業して数年後、街中でばったりお会いした時のやりとりも今でも覚えています。
”あ、〇〇先生~~。助教授(当時の呼称)昇進、おめでとうございます~~、聞きましたよ。” と申し上げましたら、

”え?そんな、いやっ、ちょ、ちょっと~、やめて~”

と謙虚に、そして少し照れていらっしゃいました。
たぶん今でもそういった感じはお変わりないのだろうな、と想像します。

少子化や時代の移り変わりと共に芸術系大学は特に厳しい局面に立たされています。卒業生も然り。
でも若い人はまだまだこれから!出来ることはたくさんあります、ぜひ明るい未来を期待しています。

2月22日は猫の日


2022年2月22日、2がたくさんの本日は”猫の日”だそうです。
今年は特に2022年とのことでさらに2が多く猫好きも盛り上がっているようですね。
あるピアノ団体も2022年2月22日、22時22分よりライヴ配信イベントを開催するとか。
さて、猫の曲と言えばやはり”猫ふんじゃった”ですね。

なかなかコレの楽譜を見ながら弾いたことがある、楽譜を手にとったことがある、という人は少ないのではないでしょうか。
上記写真のようにフラットが6つ、なのですよ(伊藤康英 ぐるぐるピアノ ピアノで遊ぶ連弾曲集 より )

そしてこれも有名なショパン作曲 ワルツOp.34-3 通称 ”猫のワルツ”。
子犬のワルツ OP.64-1はよく知られていますが、実は猫ちゃんもあります。
昨年のショパンコンクールでも、そして過去のショパンコンクール時もこの猫のワルツの名演はたくさんありました。

十二支には入ることができなかったかわいそうな猫ちゃんですが、
他にも猫の曲はこのようにたくさんありますよ。
知っているものはありましたか?

 

練習、訓練が必要な習い事


さてみなさん、鍵盤の上にのっているこの音楽柄のモノ、何だと思いますか?
クッションや枕に見えますが、畳んでこの形になっています。

では広げてみましょう。

コレをさわったり扱ったことがある方はここでおわかりかと思います。
ではもう少し、

 

そしてこれら↓とあわせて使いますよ。

はい、着物の帯(名古屋帯)です。
音楽の柄がちりばめられたものです。

昨年から着付けを習い始めました。
弊社でも以前は着付け講座も主宰されている講師がおられましたが、
場所がかなり遠かったことと、当時はこちらも今より稼働が多く時間がなかなかとれなかったこともあり、今になってようやく始められました。

本当は楽器と同じく対面でやりたいもののまずは知識や手順から、
ということで日本におられる着付け講師のクラスでオンライン受講です。
何とコロナの前からオンラインでのクラスも主宰されていたということ、
同じぐらいの年代の先生でキャリアも充分、細やかなサポートもあるということでオンラインから受講を決めました。

で、その先生よりこの音楽柄の帯を紹介していただいたので購入しました。
あ、某大手着付け教室のように入会後は高価な着物一式を買わされる、ということではないですよ(笑)。
先生のお知り合いの作家さんの手作り帯とのことで、先生もライヴに行くときに締めていかれたとか。
お値段もありがたいことにお手頃でしたので購入を決めました。
上記写真の薄黄色の小紋着物(リサイクル)は入会プレゼントとしていただきました。

帯なら締めた所を掲載しなさいよ、というところですが、
まだ練習段階ですので自信がもてるまでになったらアップする・・・かもしれません(笑)

着物の着付けも実は楽器取得と同じです。
手順は本を読んだり、動画でみていても覚えられますが、
一定の期間ずっと手を動かして練習、ブランクなくコツコツ練習、
習ってそれで終わり、着たい時にたまに出してきて着る、
だけでは決して自分できちんと着られるようにはなりません。
そして着物を着て〇〇したい、どこどこへ行きたい、という目標があれば、
逆にそういった事がないとすぐに着られるようにはなりません。
だって普段は洋服で事足りますものね。

楽器も〇〇の曲を弾きたい、だれかに聞かせてあげたい、誰だれさんが弾いて素敵だった、カッコよかった、私もああいう風に弾いてみたい、
等好きでヤル気があればいつからでも始められ、そしてきちんと練習をすれば目標は達成できます。

とはいえ室内クーラーをガンガンかけていても着付け練習の時は汗だくになりますし、畳み方も洋服と違って最初は手間がかかったり、時間がゆっくりとれる時しか練習できないので毎日しっかり練習できていたわけではありませんが、
一応初歩のカリキュラムを終了し、先生から

”ここまで着られるようになって下さり私も誉れ高い気持ちでいっぱいです”
とメッセージいただきました。

いやいや、でもまだまだです。楽器と一緒で日によって全然うまくできない時もあるし、この歳になってくると覚えたこともすぐ忘れてしまいます。
なのでもっと精進しようと思います。

 

 

 

”練習せなあかん”Tシャツ

面白いTシャツがあるようです。

”練習せなあかん” とピアノの詩人、ショパンさんがおっしゃっています(笑)
日本のユニクロのサイトで販売されているようでこの写真の白と他には黒もありました。

”せなあかん”
もちろん ”しなければいけません” ”しなきゃダメよ”の意味です。
関西人にきちんとしたアクセントで言ってもらいましょうね(笑)
”「せ」な「あ」かん” せ、と あ、を少し強調(イントネーション上げ気味)しますよ!

このショパンさんも可愛いし、関西弁ネイティヴの私だし購入しようかどうしようか、考え中です。

”練習せなあかん” の使い方もまぁ色々ですよね。

全くしない人に怒り気味に言うのか (私は言いませんけど)
練習過程でどうしても困難な箇所を”もっとここを練習せなあかんなぁ~”というアドバイスなのか、
急な演奏仕事が入り、きゃぁ~急いで練習せなあかんのよ、ゴメン、〇〇ちゃん(友達)約束来月に延期出来るぅ? などという使い方とか、(今はあまりないですが学生時代や日本にいた頃などの話・・)

言葉のニュアンスもなかなか難しいものです、関西の言い方、関東の言い方、他所の言葉、それぞれ人の捉え方もあり時には誤解もあるでしょう。

でもこの ”あかん” キツいものではないので、もし買われるなら可愛く着こなして下さいね!

2022年が始まりました


明けましておめでとうございます。
コロナ後はもちろん家での年越し、おせち料理も今年も頑張りました。
今回は趣向を変えて洋風おせちにしてみました。
使う材料はほとんどいつものおせちと同じ、ひとつひとつに意味がありますね。
だいたいのものは手に入る便利な当地ですので、
出来る限りは作っていきたいです。
昔、音大受験を控え大晦日まで師匠のお宅にレッスンに行った時も、
先生はきちんとおせちやお正月の用意をされていたのをいつも思い出します。
子供さんもまだお小さかったのに仕事、演奏活動、家事育児といつもすごいなぁと思っていました。
こちらも子供は日本生まれでありますが、当地に滞在している方が長くなったので、せめて日本の風習は教えていきたいと思っています。

2022年、いろいろと変化の年になりそうです。
出会いあれば別れあり、はいつの時代も変わりませんが、
歳を重ねるほどに1年1年が大切な瞬間になってきました。
今年はどんな出会いがあるか楽しみです。

 

 

今年も12月はクリスマス曲


12月は普段の教本に加えクリスマスの曲をお渡しして、ソロ、連弾と楽しんでいます。
写真の生徒さんは今年に入ってからレッスンを受けて下さっているので、クリスマス曲初体験です。
そして連弾も今まで習っていたところではやったことがなかったとのことなのでとても楽しんでくれました。

そして日本のおじいちゃん、おばあちゃんにその動画を送るためお母様にも撮影を協力いただきました。
皆様喜んでいただけたようです。サンタ帽やクリスマスのカチューシャ着用で演奏したらよかったな・・・

曲は”サンタが街にやって来る” みんなで連弾 ハッピークリスマス 全音楽譜出版社 轟千尋編)
自分のパートもしっかり弾いてくれて、そして実はこの写真のもう少し後ろに妹さんが居り、私達の演奏に合わせ歌と可愛い踊りを担当してくれました。

さて、今年も途中で対面レッスンが中断されてしまったもののお問合せやご入会、新たな出会いがありました。
長年当地で続けてこれましたのも皆さんやサポートいただくご家族のおかげ、一生懸命真面目に取り組んでくれる生徒さんたちのおかげです。
先日は他国に移られた生徒さんの親御さんからも近況が届きました。
他国でもピアノ教室を見つけレッスンを続けているとのこと、
生徒さんの演奏もそちらの先生に褒めていただき、しっかり習ってきたようだと言っていただいたようでこちらもうれしかったです。

2021年もコロナの完全終息とはいかず、私も本来なら年明け2月に日本で演奏会に出るために一時帰国予定であったものの延期となりました。
しかし月並みですが明けない夜はない、今できることに全力を尽くしていくつもりであります。

来年も皆さまにとって良い年でありますように。